普通に普通の生活を

朝起きて、ゆっくり買い物に行くような感じでブラブラする。
好きな服をきて、好きな靴をはいて、好きな音を聞きながら
うちっぱなしの冷たい階段を下りていく。

音は、何でもよかった。

今流行の、1年後聴くと「なんだこれ?」って思うような音。
季節で変わる自然の音。
毎日聞いても飽きることがない、他人の評価なんて気にならない、音。
自分の体から発している心臓の音。

明日の不安なんて多分まったくない。


今日は、人がまばらな、周りの景色から浮いているキラキラした。郊外のレンタルショップ
足を止める。


入って見ると、「もうこれDVDされているだって」「これそういえば見たかったんだよな」
時間の早さに何時も驚いてしまう。

そういっているうちに、変な形をした窓の景色が灰色に変わっていく。

家に帰ろう。

明日どうなるかなんて、まったく気にしない。